さんべ縄文の森ミュージアム(三瓶小豆原埋没林公園)

島根県大田市にある三瓶小豆原埋没林公園

ニュースレター

2011年12月号

大田の あがなもん 浄善寺のイチョウの木

浄善寺の大イチョウ

イチョウは中国原産とされています。寿命が長く、各地に巨木や老樹があり、天然記念物に指定されている物も沢山、存在しています。

大田市三瓶町池田の浄善寺境内には県下でも有数の巨木があります。

幹周7.5m、樹高29.5m、枝幅23.5m、推定樹齢は600年以上とされます。

黄葉は毎年11月下旬が見ごろで、葉が落ち始めると、辺り一面が黄色い葉に覆われます。この葉が降り積もると20cm以上にもなり、ふわふわの黄色のじゅうたんの真ん中に大木が立っている様に見えます。以前はこの落ち葉の上で近所の子供達が相撲を取って遊んでいたそうです。住職にお話を伺いましたが、なぜここに植えられたのかは不明のようです。お寺が引っ越ししてきたときにすでにあった、という説もあるそうです。この木、驚くことにDNA鑑定が行われていて、案内板には下記の様に記してありました。

「このイチョウは、福岡県遠賀郡水巻町立屋敷八剱神社、大韓民国慶州北道善山郡玉城面農所のイチョウと同じDNAタイプ(西日本タイプ1×東日本タイプ2)をもつと鑑定されています。これらの3本の間にはどのような関係があるのか興味深い結果であり、研究が進められています。」

イチョウは中国からどのような経路で日本に入ってきたのかと、色々想像するとわくわくしてきます。

大田のうまいもん

天ぷらまんじゅう

祭りのごっつぉお(ご馳走)といえば、箱寿司、ストかま、そして「天ぷらまんじゅう」。

「天ぷらまんじゅうの天ぷら」というのが正しいかもしれません。

祭りが近くなるとスーパーに並びます。紅白の生地の中にそれぞれ黒餡、うぐいす餡を包んだものを、二つくっつてけあり、このまんじゅうに通常の天ぷらの衣を付けてからりとあげます。

熱々を二つにカットするとカラフルな断面に。デザートとしてではなく、オードブルの一品として並びます。

大田の祭りと言えば神楽。

かつては深夜まで続いて、子供達も天ぷらまんじゅうをほおばりながら見とれていました。

波根西の珪化木までの道案内

これまでにも珪化木についての紹介はしてきましたが、現地までの経路が分からないという問い合わせが多いことから、最も分かりやすい経路をご案内します。

地図

出雲方面からお越しの際は、山陰道の出雲ICから国道9号線を西に下り、図①の大田市久手町鈴見の信号を右折し直進して下さい。

以降は以下の案内に従って進んで下さい。

地図

すぐ右手に珪化木の案内板がありますので、案内に沿って進んで下さい。

(駐車場はありませんので、道路沿いに駐車して下さい。)

地図