出雲でご縁をつなぐ三品さん

2018.09.05

 

今回ご紹介する三品知子さんは 「ご縁をつなぐ場所」として 民泊ができる「たまちハウス」を営んでいます。
出雲市ののどかな田園風景の中で どのような暮らし方をしているのかお話を伺いました。

 

 

 

―立派なお家ですね。まるで田舎のおばあちゃん家に帰ったようです。

 

私もこの家が気に入っています。
戦後に建てられた大きな日本家屋で、小さな庭もあり、縁側でボーっと日向ぼっこすると、ほっこりした気分になりますよ。

所有者だったご主人はアマチュアの日本画家さんで、今もたくさんの絵が飾られています。

 

 

 

 

―出雲に移住したきっかけは何ですか?

もともと東京でカメラマンと美術講師の仕事をしていました。
その頃に東日本大震災が起こり、実家の愛知県へ戻ることになりました。
地元や奈良県で市民活動などを行っている中、知り合った友人が、この家の大家さんと知り合いだったのです。
大家さんが家に住んでくれる人を探していて「大きな家だからゲストハウスをしたらいいよ」とアドバイスをくれました。

そしてゲストハウス「たまちハウス」をはじめました。今はたまちハウスの運営と、子どもの絵画教室を開いたり、カメラマンとしても活動しています。

 

 

―それまで出雲に来たことはあったのですか?

 

「島根」すらよく知らず…、はじめて出雲へ来たのは、その友人のアートワークショップの手伝いをするためでした。

見ず知らずの出雲でしたが、印象はすごく良かったですよ!

 

 

 

私は海外にもよく行くのですが、外から日本を見た時に「出雲は日本らしい良いものが残っている」と思いました。
黄金色の稲穂が垂れる原風景や昔から続いている神事(かみごと)もあり、住んでいる人たちも神様を身近に感じながら暮らしていることがとても素敵でした。

 

 

―ゲストハウス「たまちハウス」では、どんなイベントをされていますか?

 

「たまちハウス」をオープンして1年半が経ちました。
今は県外や海外で出会った人を招いて、近くの出西窯へ見学に行ったり、田畑が広がる近所を散歩したり、カメラで写真を撮りながらこの土地の良さを伝えています。

そのほか各方面から専門講師をお呼びして、催しも行っていますよ。次回は「大地の再生講座」を行う予定です。

 

 

例えば庭の水はけを良くしたり、木の選定をするなど、女性でもできるプチ環境整備を行います。
先日は環境にやさしいコンポストトイレをつくるワークショップなども行いました。

 

 

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