世界と繋がるしまねの海 ダイビングショップシーワーク 清水さん

2019.09.03


鮮やかな色の魚や、〝海の宝石〟といわれる美しいウミウシ。「南の島に行かなくても、身近な海にもいるんですよ」と教えてくれたのは、大田市五十猛町のダイビングショップの「SEA WORK(シーワーク)」の清水宏一郎さん。ふるさとの海での活動についてお聞きしました。

 

ブログの写真がとってもキレイですね!こんなにカラフルな生き物がこのあたりにいるんですか?

そうなんです。四季折々にさまざまな生き物が見られます。みなさんが想像しているよりも、大田の海は彩り豊かなんですよ!
例えばウミウシは季節ごとに違う種類のものが楽しめるので、県外から足繁く通うダイバーもたくさんいます。
みなさんそれぞれお気に入りの生き物や海中の景色があって、再会を楽しみに来られるんですよ。

 

大田の海の魅力を教えてください。

大田の海は四季を感じられて、とにかく楽しいんです!
冬は海藻が育って、春には森のようになり、初夏になると生き物たちが卵を産みます。
夏は稚魚が育って海の中が賑やか!珍しい生き物に出合えるチャンスも。
深海魚の『リュウグウノツカイ』やジンベエザメ、ウミガメに遭遇したこともあります。
漁師さんの網に入った大きなアカウミガメは体に付けられた調査用のタグから、なんと屋久島からやってきた個体であることが分かりました。

 

屋久島から!凄いですね!海は繋がっているんですね!

黒潮に乗ってやってきたようです。
秋になると、きれいなブルーのソラスズメダイ、赤くきらびやかな姿のイトヒキベラ、かわいいチョウチョウウオの仲間など、沖縄や奄美などの温かい海から熱帯性のカラフルな魚がやってきます。

 

-大田市生まれの清水さんですが、ダイビング歴は長いんですか?

亡くなった父がダイビングショップをしていたので、物心ついたときには海に潜っていました。
インストラクター資格を取ったのは大学時代。神戸のダイビングショップに就職して
経営や都市部からのダイビングツアーの誘致について勉強しました。

 

しばらく地元を離れていたら、戻ったときに難しいこともあったのでは?

はい。ダイビングは地元の漁師さんたちの理解と信頼がなければ成り立ちません。
漁師さんたちは職業柄「ダイバーたちが漁場を荒らすんじゃないか?」と心配します。
ダイバーはライセンスを取るときに、むやみに生き物に触れず、自然に手を加えずあるがままを眺めて楽しむべし、という決まり事を叩き込まれるもの。僕たちも講習でお伝えしています。
それを漁師さんたちに分かってもらうためには、コミュニケーションをしっかり取らないといけません。

 

父から継いだ店を再オープンするにあたっては、まずは地元での関係づくりから始める必要がありました。

 

地元の方とのコミュニケーションにコツはありますか?

助け合いの関係を大切にしています。漁師さんには、船を貸してもらったり、リュグウノツカイなど珍しい生き物が網にかかったときに教えてもらったり、いつも何かとお世話になっています。漁師さんの協力があるからこそ活動できているんですよ。
こちらも、海中でからまったロープの除去や、魚の仕分けのお手伝いなどのサポートを心掛けています。
助け合いながらコミュニケーションし、理解し合える関係を築いています。

 

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