月イチガク「大田の海から続く道」10月12日開催
2024.09.15
三次出身の方から異口同音に、島根県で身近に感じる地域は大田と聞いたことがあります。近現代の道路事情からは出雲市へ向かうほうが利便性が高く、三江線は江津に通じていました。
なぜ大田なのか。もしかしたら10月の月イチガクの話題にそのヒントがあるかも知れません。
10月12日(土)の月イチガクは、山陰民俗学会の多田房明さんに大田の港から運ばれた海産物の旅路を当時の社会とともに紹介して頂きます。
広島県三次市の郷土料理である「ワニ料理」のワニは、主に大田の港で水揚げされたサメでした。なぜ、大田の海産物が中国山地を超えて山陽側までもたらされたのでしょうか。
江戸時代から近代の人と物の動きを知ると、現代とは違う地域の関係性が見え、その中から現代まで受け継がれているものも見えてきそうです。