島根の漆(うるし)作家 長屋桃子さんを取材しました📸
2023.08.15
出雲市の出西で「漆(うるし)」を使い
器を始めとした様々な作品を作る
漆作家 長屋桃子さんを取材しました。
「漆」はウルシの木から採れる樹液で
日本では縄文時代から天然の塗料・接着剤として
日用品や装飾品、工芸品など
様々なものに使われてきました。
最近は美しいだけでなく、自然に分解される
サステナブルな素材としてもとても着目されています。
「漆器(しっき)」の魅力の一つは
漆の塗り直しや、器のワレ・カケを直して
ずっと使い続けることができること。
長屋さんは漆器の修理もされていて
現在は戦前に使われていた
「割子そば」の器を修繕されています。
(写真左:前の塗装を剥がした状態、右:漆1度塗り)
割れてしまったお皿や陶磁器を
漆でつなぎ、金や銀で装飾する
「金継ぎ(きんつぎ)」も拝見しました。
金継ぎは「金繕い(きんつくろい)」とも言われ
壊れた物を直して使うだけでなく
作り変えて新たな「美」や価値を生み出す
日本特有の「繕う」精神を表すものでもあり
海外でも”kintsugi”で通じるほど人気なんだそうです。
(写真は「銀継ぎ」の途中のもの。完成が楽しみですÜ*)
秋が深まる頃に発行を予定している
冊子「しまエコVol.22」では
長屋さんが魅せられる漆の魅力や
生活の中で受け継がれるサステナブル。
いま暮らしの中で大切にしたい
「自分のお気に入りを使い続ける豊かさ」をご紹介します
ぜひお楽しみに♪
漆作家 長屋桃子さんの
これまでの「しまエコ」