寒い冬!お家の弱点を自分で断熱DIYイベント体験レポート②後半

2020.03.12

体験レポート②前半はこちら★

 

―内装職人からの手ほどきで1つ上の仕上がりへ

断熱材が戸の枠にキレイに嵌められました。さあ、ここからは次のステップ、クロス貼り。
仕上がりが部屋の雰囲気に直結する作業のため、ここは増子さんがメインで担当されました。
シワが寄らず真っ直ぐに仕上げるにはそれなりの技術が必要になるそうですが…ここで救世主が登場!長嶺建設と一緒に地域を支えるムラカミ内装の村上品夫(むらかみしなお)さんが偶然通りかかり、手ほどきをしていただけることになりました。


村上さんは、この道40年の職人!クロスの貼り方の極意を丁寧に教えていただきました。

 

 


右利きの増子さんは、戸の右側をカットする場合、左手の地ベラでマスキングして外側を右手のカッターでカットするのでスムーズに作業をされていました。

しかし、戸の左側になると右手と左手をクロスさせて作業をしなければならず難しそう!それでも無事に作業は終わりました。

 



みんなで奮闘しながらも午前と午後の作業でなんとか出来たのは2枚。

もっと慣れてくれば作業スピードも早くなると思いますが、今日のところはこれが精一杯でした。

次は、増子さん宅へ移動していよいよ設置してみます。

 

―断熱エコリフォームで部屋は暖かくなるのか!

作業前

 

増子さん宅の居間へ移動して、早速2枚の戸を設置してみました。
まず初めに気づいた点は、ガラスを外したことで戸が軽くなって動きがスムーズになったことと、開閉音が小さくなったこと。これは、小さなお子さんのお昼寝を邪魔することがない環境づくりにもなったようです。

 

 

作業後(2枚)

 


また、部屋に合わせて白いクロスを貼ったので部屋全体が明るい印象に変わったことに増子さんは喜んでおられました。
さぁ、今回のテーマは断熱対策ですのでその効果も計測してみましょう!

 

 

 

 

 

計測した時間の違い、11月下旬にしては小春日和で暖かかったことから数字としては明確な違いが現れにくかったですが、現場でガラス戸と断熱対策した戸に手を近づけてみるとガラス戸からは冷気が伝わってくるのを感じましたが、断熱対策した戸ではそれがありませんでした。

 

 



―本日の作業を終えた参加者の感想

―Aさん:部屋全体の断熱対策を考えるときにどこから考えるのがいいのですか?

久保さん)部屋の温度は、上が高く下が低くなります。
床の温度が低いと体温が奪われて寒くなりますので、まずは床から取り組んでみてはどうでしょうか。

 

―Bさん:簡単にできる断熱対策はありますか?

長嶺さん)寒い時は、外の寒い空気を入れない。中の暖かい空気を逃さないのは基本です。なので、内窓を付けて二重サッシにすることや、床や天井に断熱材を入れるなどですかね。

 

―Cさん:カーテンも断熱の効果がありますか?

長嶺さん)やり方によります。カーテンと窓の距離があれば空気層ができて多少の断熱効果も期待できますが、窓にくっついて空気層がなければ断熱の効果は期待できませんし、結露した際にカーテンが水分を含んでカビの発生原因にもなります。

 

今回は時間が足りなくなったので2枚の戸しか断熱対策ができませんでしたが、長嶺さんからはクロスの貼り方もキレイで仕上がりも良かったと思うし、DIYでできることとしては精一杯のことができたんじゃないかとの総括をいただきました。

 

 

―エコリフォームワークショップを終えてみて

古い日本家屋は、梅雨や夏の過ごしやすさを前提とした夏向きの家で、冬に快適に過ごすためにはしっかりとした断熱対策が必要でした。
暖房設備や家の構造による対策もありましたが、自分でやれることもあることを今回のエコリフォームワークショップでは教えていただきました。

日本には美しい四季があります。季節と共に風景の移り変わりを愛で、山や海が育む旬の食材により多様な食文化を楽しみ、自然と調和した暮らしを楽しめることはこの上ない喜びだと思います。
しかし、冬に家の中が寒いのは辛い。そこで、少しの工夫と労力でDIYによるエコリフォームに取り組んでみるも豊かな生き方のひとつではないかと思います。

 

 


次回もお楽しみに★

 

 

寒い冬!お家の弱点を自分で断熱DIYイベント体験レポートシリーズ

★第1回
★第2回

(全3回予定!)

 

 

ページトップへ