コラム✽.津和野町『俵種苗店SHIKINOKA』俵さんをご紹介!

2022.04.06

 

 

しまねの風土や暮らしを思いきり楽しみ、未来に豊かな資源を繋ぐ方をご紹介するコラム「しまねを楽しみ、未来へ繋ぐ」꒰*´꒳`*꒱۶

今年は持続可能な社会(SDGs)の実現や貧困・人権、気候変動など様々な課題の解決に繋がるといわれる「人・社会・地域・環境」に配慮した消費「エシカル消費」をテーマに、島根の素敵な人を5名紹介します。

 

✽早速コラムを読む✽

 

 

第5回.『俵種苗店 SHIKINOKA(タワラシュビョウテン シキノカ)』俵志保さん


豊かな自然に包まれた、歴史と文化が息づく津和野の城下町。
その傍らに、約150年間町を見守る「俵種苗店 SHIKINOKA」があります。
 

明治時代から農機具・種苗店として町の仕事や暮らしを支え、趣ある看板や土間、揚戸(あげど)を備える店舗は、津和野の伝統的な町家を伝える建造物として国の有形文化財にも登録されています。
 

 

 

 

趣ある店内に並ぶのは、昔から扱う植物の種苗に加え、俵さんが全国から厳選した「ストーリー」ある商品たち。
 

江津市の「石見焼(いわみやき)」や益田市匹見町の木材とコラボレーションした器、津和野町の茶葉と大田市の鉄粉で染め上げたストール、元はコーラ瓶だったガラスのコップ、職人の手仕事が美しい石州和紙の団扇など…
 

どれも身に着けて心地よいもの、環境や地域、資源を大切にしたアップサイクルな製品、未来に残したい職人技など「大切に使いたいもの」ばかり。

 

 

 

また、豆類・スパイス・天然洗剤は県内でも珍しい「量り売り」で、好きなものを必要な分だけ購入することができます。
 

ちょっと凝ったお料理に挑戦したり、お家でチャイやポップコーンを作ったり…生活に楽しみを添えると共に、余らせてフードロスを出すことなく、自宅から持ち込んだ容器に入れれば包装ごみも出ないという優れもの。
 

「量り売り」と聞くと、何となく新しい売り方のように感じますが、もともと種は「種箱」を重ねて背負って歩き、升(ます)で量って売っていたそう。
 

日本の美しい、古き良き文化に立ち返った取り組みです。

 

 

 

いま、そんなに物は多くなくていいけど、身の回りには「お気に入り」のものを置きたいという声をよく聞きます。
 

種を原点に考えると、種から作物が実って、お料理を作る人がいて、どんなお皿に盛り付けて、誰とどんな環境で食べたいか…きっとみなさんが日々の生活のなかで大切にしたいもの。
 

この春からは、商品にある「ストーリー」を知って、自分が「これが好き!」と言えるお買い物をしませんか?
 

一度は訪れたいお店「俵種苗店SHIKINOKA」の素敵な商品や取り組みと共に、津和野町の澄んだ空気を感じるコラムとなりました。
 

みなさんぜひご覧ください♪

 

豊かさ芽吹く種のお店 俵種苗店SHIKINOKA 俵志保さん

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