コラム「しまねを楽しみ、未来に繋ぐ」連載が始まりました!

2025.03.27
しまねの暮らしや風土を思いきり楽しみ、未来に豊かな資源を繋ぐ方をご紹介するコラム
「しまねを楽しみ、未来に繋ぐ」の連載が始まりましたϋ*
 
令和6年度のテーマは、「循環」⟲
 
持続可能な地域づくりや2050年ゼロカーボンにも繋がる、暮らしに新しい選択肢を提供しながら島根の魅力をアップさせる素敵な3名の方の取り組みを「循環」にスポットを当ててご紹介します。

 
今回の取材もご縁に恵まれ、読み応えのある記事になりました!ぜひご覧ください♪

 

 

(掲載順)

1.小松原 幸二(こまつばら こうじ)さん

次世代にリレーできる小さな「循環型農業」

 

 

出雲市斐川町でアスパラガスやレモン、アボカド、ラズベリーなど多様な果樹を栽培する農園「CozyTerrace(コージーテラス)」。

ここでは「次の世代、その後の世代にリレーできる小さな循環型農業」をテーマに、化学肥料を使わない有機JAS基準での栽培や、自家製堆肥を使用した栽培を行っています。

堆肥の材料は稲作で出たもみ殻、生ごみ、卵殻、コーヒーかす、竹炭、木のチップなど。どれも地域の竹林やお店、家庭から出た物です。

関わる「プレイヤー」を増やしながら、土や水、それを包括する環境を次世代に繋ぐ。

これぞ夏空!のある一日、「季節を届けたい」と有機農法に取り組み7年目を迎えた小松原さんにお話しを聞きました。

 

 

2.大石 亘太(おおいし こうた)さん

自由に歩く「牛がつくる風景」と循環

 

 

奥出雲町と雲南市にまたがる「尾原ダム」のすぐそばに、牛を舎に繋がない「放牧酪農(ほうぼくらくのう)」を取り入れた牧場があります。その名も「ダムの見える牧場」。

アニマルウェルフェア(動物福祉)の中でも「通常の行動様式を発現する自由」を最も尊重し、24時間牛舎の扉を開けることで牛は好きなときに放牧地や山を歩き回ることができます。

餌には放牧地の草と地域で作られる「飼料稲(しりょういね)」を取り入れ、年間30%の輸入飼料の使用を抑えると共に、牛の糞からできる堆肥を飼料稲の栽培に使用することで牛と地域の資源が循環しています。

放牧をすることで、日本昔ながらの「里山の風景」を取り戻し、牛がいる風景を新しい地域資源にする。

自由に歩く牛から地域・家庭・未来に広がる循環の様子をご紹介します。

 

 

3.守山 基樹(もりやま もとき)さん

日本建築の伝統の延長線上に新しい文化をつくりたい

 

 

 

若者たちがSNSで古民家での暮らしぶりや魅力を発信するこの頃。その一方で、増加する空き家の古民家が倒壊の危険や町の景観を損なうなど問題にもなっています。

しかし、古民家(日本の伝統的家屋)は文化的価値も高く、貴重な木材などが受け継がれた、言わば建築技術の宝庫。

それらが朽ちてしまうことは地域にとって大きな損失であるとの考えのもと、古民家を「解く」という発想で古材を生かし、地域や海外に価値を繋げ循環させる活動を展開する守山さんにお話しをうかがいました。

 

 

 

୨୧┈Special Thanks┈୨୧(取材順)

 

地域や業界の魅力、関わる方々の取り組み
伝統技術の美しさや価値が伝わるならと
快く取材を受けてくださった
小松原さま、大石さま、守山さま

取材を温かく見守り
広報にもご協力くださったみなさま

制作に全力で取り組んでくださった
グレイスデザインさま
山根み佳さま(執筆)

いつもコラムを読んでくださる皆様
誠にありがとうございました。

 

 

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