大森から「根のある暮らし」を発信する三浦さん(2)

2018.10.01

 

―三浦さんはどのような「見える化」を考えていますか?



まずは会社全体の機運をつくることが大切だと思っています。

今スタッフ数人で会社の畑を使って固定種や在来種の野菜を育てたり、麹やチーズを手作りしたりしているのですが、例えばその成果物を地元の幸などと共に食べることを通して、自分たちの大切にしていきたい暮らしを体で感じられると思います。

 

 

 

そんな企業風土から生まれるイベントやコンテンツを通して、自分のいる場所の日常を楽しむ「根のある暮らし」をより多くの方と共有していきたいと思います。

 

 

 

―仕事はとても忙しそうですが、お休みは何をしていますか?

畑仕事をしたり、春は山へ山菜を採りに、冬はイノシシ狩りへ行きますよ。
3年前に罠猟の免許を取得しました。今では自分たちでイノシシを仕留め、解体までできるようになりました。
3歳くらいのメスのイノシシが、ちょうどいい肉の柔らかさでおいしいことも学びました!

ほかには銀山川の下流でウナギを釣りに行きます。
今年は4匹釣りました。これも持ち帰り自分で料理します。子どもの頃から料理は好きなんです!

山菜採り狩猟もウナギ釣りも、町で出会った先輩のおじさんたちに教えてもらいました。

 

 

 

―とても野性的でアグレッシブルなプライベートですね!

 

映画を見たり、ライブに行くなど都会的な遊びはここにはないですが、大森だからこそある楽しい遊び方がたくさんあります。反対に贅沢な遊びだと思います。

都会的な遊びもたまにはしたい時もありますが、自分にとってはこちらの方がワクワクします。


もともと小さい頃から自然が好きで夏休みに
は山へ昆虫を採りになど行っていましたが、だんだんそういう機会も減っていきました。

 

もしあのまま都会で暮らしていたら、猟をする考えすら思い浮かばなかったと思います。

大人になった今、子ども返りのような遊び方をしているのかもしれませんね(笑)。

 

 

 

 

 

 

**三浦さんとお話した感想**

実は、ライターが三浦さんとはじめてお会いしたのは5年前。当時はまだ20代半ばで、大森に移住して数年経った頃でした。今も大森が好きな様子は変わりなく、顔つきもしっかりされていました。結婚されたからかな!?(笑)。しかもイノシシ狩をして、それをさばいて食べていると聞き、都会っ子とは思えない変わりぶり! 本当に大森暮らしが板についたようです。これから、どのような進化をした三浦さんが見られるのか、またお会いするのが楽しみです。ありがとうございました!

        

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