大根島パワー!!元気な島を未来に繋ぐ (株)ふぁーむ大根島 豊島さん(2)

2019.06.21

 

豊島さんの取り組みは商品開発にとどまりません。
 

昨年から『大根島まんなかマーケット』という、子どもからお年寄り、ペットまで「家族みんなが楽しめるイベント」も開催されています。

そのポイントは“一人”ではないこと。

イベントを引き継ぐ予定の若者たちや、島の地域活性に思いを同じくする仲間たちと島を盛り上げるべく、
この日も童心の宿「なみ路」にコアメンバーが集まり、なにやら作戦会議?

 

 

 

-今日はみなさんどんな話をしてるんですか?

 

大根島を盛り上げる相談をしているの!
 

島では宿泊やクルーズ、サイクリングもできるし、みんな島を本当に思っていて「お店でバーベキューをしたい」と言えば、「それなら場所はこうしたら?」「網のかわりに島石で焼いたら美味しいよ!」「島石はあそこで売っていたよ」など、集まるとアイデアがどんどん出るの。

 

 

-今度開催される『大根島まんなかマーケット』はどんな催しですか?

 

島の外の人気店だけでなく、若いお母さんたちの要望から子ども服などを扱うフリーマーケットや、毎月お寺のイベントでお菓子を振舞うおばあさんたちのグループにも出店をお願いしているの。
 

地域ひとまとまりに楽しめるイベントにしたいなと思って。
 

会場は、日本で一番小さな火山島である大根島のまんなか。
島を一望できる大塚山公園は芝生も張られ、手頃な広さで子ども達も安全に遊べるの。
 

アロマや体験ブースも充実してるので、お母さんたちに日々の疲れを癒してもらい、また明日から頑張ろう!みたいな気持ちになってもらえると嬉しいな。

(※この年は雨のため中止となりました)

 

 

-色んな取り組みをされていますが、例えば10年後…2030年の未来に、豊島さんがつなげたいものはなんですか?


 

この島にお嫁に来て26年経つけど、毎日犬の散歩で歩くたびに、『ここって本当にいいところだわ』って自然に思えます。
それって、実は凄い事だとも思うの。
 

島の景色も南と北で見え方が全然違う。
北側は山がすぐ向こうに見えるので、紅葉など四季に応じて色の変化が美しいし、大山を望む南の方は、日々天候に応じて景色がまったく変わって見えるんです。
 

夕日の写真も綺麗でしょ。
この景色、風景は未来の子供達にも見せたいわ。

 

 

元々、痩せていた土地を先人たちが土壌改良をして肥沃な土に変えた。
島には昔の人たちの思いがこもっているんです。
 

また、女性が花売りをして暮らしを支えてきた歴史もあるの。
女性が輝ける仕事や環境を整えて、もっと色んな業種の女性が入ってくれば、島はさらに仕事がしやすい場になると思ってる。
 

こうした自然や風土を未来につなげるためには、島の外に働きに出ている人も、週末農業のような形で島の暮らしを守るとか、島を訪れる仲間を増やすとか、とにかく“人”が大切です。
 

私の仕事がそんなことに繋がっていくと嬉しいわね。

 

 

 

 

■豊島さん一押し!明日からできる美味しいエコな工夫■

野菜って、本当は全部食べられる。
パクチーの根っこなんて鶏肉と一緒にご飯に炊き込むと美味しいし、人参の葉っぱも天ぷらにしたら美味しいよ。あと大根の葉っぱはものすごく栄養があるので、絶対捨てないで食べてほしい。
直売所で葉付きの野菜を買ってみるのもおすすめね。

 

—豊島さんとお話した感想—

お子さんたちのUターンをきっかけに、島の未来について思いをはせた豊島さん。
島の課題であった耕作放棄地からパクチーが生まれて、新商品開発につながりました。
女性たちが中心になって地域の持続性を高める、その原動力として今日もパワフルに飛び回る豊島さんから、島の元気な未来が見えました。

 

 

   

 

 

自然豊かで
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