美しい森を作り、後世に残す 津和野ヤモリーズ 有村さん

2019.03.22

 

山陰の小京都と呼ばれている「津和野町」。美しい町並みもさることながら、90%以上が森林という自然豊かな地域です。また、地域おこし協力隊の制度を活用し、林業チーム「津和野ヤモリーズ」が自伐型林業を行っています。今回、3年前に神奈川県からIターンしてきた有村望さんに、日頃の活動について話をお伺いしました。

 

 

―「津和野ヤモリーズ」とは面白い名前ですね!

津和野ヤモリーズとは津和野町の地域おこし協力隊の林業チームです。赤と黒の作業着がトレードマークとなっています。ヤモリっぽいかな(笑)??

 

―有村さんは以前から林業に関わっていたのですか?

実は、高校は普通高校で、大学はドイツ語学科。林業のことは全く知りませんでした。しかし「ドイツ」が林業とつながっていくことになります。

 

―ドイツと林業…? どういうことですか?

大学ではドイツの昔話「グリム童話」を調べていました。210話ある中で、お話の半分に〝森〟が出てくるのです。「なんでだろう?」と疑問に思いドイツの森について調べていくと、大きなバックグラウンドがありました。

 

―バックグラウンドとは、どういうことですか?

実はドイツの「ゲルマン人」とは〝森の民〟という意味でした。
昔から森に関わっていたことから、現在は林業の先進国でもあり、ドイツの人は休日に森へ行き散歩をすることが習慣にもなっていたのでした。そこから森に興味を持ちはじめ、木材の卸売を行っている会社に入社しました。

 

 

―前職の卸売から林業に転職したのは何故ですか?

卸売の会社では、国産材の自給率が33%と低かったことから、外国産の木材をメインに取り扱っていました。〝外国産の木材をどのくらい安く売るか!〟という営業スタイルだったのです。しかし、次第に「これでいいのだろうか? 国産材はどうなっているんだろう?」と思いはじめ調べたところ、林業を生業にしている人が少ないことが分かり、林業に興味を持ち始めました。

 

―林業をやってみたいと思ったのですね!

はい。インターネットでいろいろ調べていくうちに「自伐型林業」にヒットしました。そして津和野町の地域おこし協力隊が林業チームを作り、山の仕事をしていることを知りました。タイミングよく、津和野町農林課によるイベントが東京であることを知り、早速話を聞きに行きました。

 

―いいタイミングでしたね!津和野町のことを知ってましたか?

神奈川県で生まれ育ったので、津和野町のことは知りませんでした(笑)。しかし、そのイベントで話を聞き、その場で地域おこし協力隊の応募にノミネートし、後日、津和野町での林業体験に参加しました。

体験は、とても楽しかったです。もともとキャンプや登山など、アウトドアが好きなこともあり、改めて「自然はいいな~」と思いました。また林業は、自然が相手。木を切ったり間伐すると、山に日光が当たり風が通り木が育つなど、これまで知らなかったことも知ることができました。

 

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