この地域で健やかな家をつくる!コザワホーム代表 小澤さん(2)

2021.03.10


-でも、性能が良い家ってお金がかかりそう…。


資金面が現実的な問題ですが、高性能であることが住まいの基本であると私は考えます。

省エネ、高気密・高断熱、耐震性など災害への耐力、メンテナンスのしやすさに力を入れておくと、生涯コストが抑えられます。
また、長持ちする家を建てれば次の世代も住め、子どもたちはローンを抱えずに暮らせるというメリットも。

 

家のローンは命をかけたローンです。できた家が穴だらけの器なんて悲しい。
これからは地球温暖化で台風や豪雨も増えていくでしょうから、被害が最小限に抑えられるよう、耐震・耐風性能も欠かせません。

家は「シェルター」でもあります。建築費用や見た目のオシャレさばかりでなく、目に見えないところをしっかり押さえていってほしいです。

 

 

 -家を使い捨てにしない、それって素敵ですね!環境にも良い!

 

一世代しか住めない家と、手入れをすれば孫子の代まで住める家なら、後者の方が次世代にとって良いでしょう。

突き詰めると、建てる前の地盤調査・改良、将来解体する時の環境負荷も考えなければいけません。
いい加減な地盤改良をしたせいで、子孫が建て替える時に困る…なんてことがあったら悲しいですよね。

建築基準法などの法律を遵守するのは最低限のこと。
住む人の思いに寄り添いながら、次世代の負担にならない家にするべき!
未来に〝負の遺産〟を残さないために…。

 

 

 

 

 

〝負の遺産〟家計面でも残したくないですね。


将来を見据えて、エネルギー消費を考えることも大切です。
光熱費の削減は住宅ローンの返済の要!

これからは電気代が上がると言われていますので、少ないエネルギーで豊かに暮らせる家なら、家計への影響が少なくて済みます。

 

 

また、未来はよりCO₂を排出しない配慮が求められます。時と共に省エネの進化もあるでしょう。

太陽光発電と蓄電池を組みわせた設置方法が話題になっていますが、現在の蓄電池はリチウムイオンなので寿命があります。
高額なので補助金なしの設置は難しいのが現実。太陽光発電と組み合わせるなら、電気自動車の方がコストパフォーマンスが良いという考え方もあります。

設備が生活に見合うのか、未来のエネルギー事情に対応できるのか、子どもの世代にゴミを残してしまわないか…。
ずっと住み続けられる家にするためには、長い目で物事を考えた方がいいです。

 

 

-島根は空き家が問題になっていますよね。小澤さんはどのように考えていますか?


例えば私が住んでいる松江市ですが、山が多いので意外と人が住める土地が少なく、地価が高いんです。
その一方で、古い団地では空き家が増えている。

高齢になった家主が亡くなったり施設に入ったりして、相続している世代は県外に出て帰ってこないケースが多いです。

 

 

住まないのに、固定資産税がかかって負担になるだけ…。
その周辺に新しい家を建てたい人がいても、隣の家が空き家でお化け屋敷のようになっていたらイヤですよね。

地域にとってもマイナスです。相続人が分散して売却が難しくなる前に、対策を話し合っておいたほうがいいです。

また、家を買う側も、消費者として考え方を変えていくべきです。
断熱リフォームは安くないのですが、中古住宅をリフォームする方が新築より安いこともあります。断熱DIYをする人もいますよ。知識をつけ、意識を変化していくことがこれからの時代に必要です。

 


-故郷への想いを聞かせてください。


島根は自然に恵まれていて、どこに行っても景色が美しくて、食べ物が美味しくて、人が親切。町もキレイですよね!

他県に仕事で行くことがありますが、こんなに恵まれたところはない!
松江で生まれ育ったからかもしれませんが。

 

 

美術館にフラッと歩いて行って、缶ビールを片手にのんびりと宍道湖の夕日を眺めるなんて、ほかではできない。だからこそ、この地域で、この地域のために家づくりをしたい。

家づくりは地元に密着した仕事で、地域づくりでもあります。地域は個の集団で、個が満足しなければ何も良くなりません。
一人一人が心地よく健やかに過ごせる家に住めば、健康寿命だって伸びるでしょう。


「衣食住」の「住」を疎かにしないことが、豊かさと幸せにつながる。
未来の子供たちに何を残すのか、カギを握るのは今を生きる私たちだと思っています。 

 

 

 

 

 



【小澤さんイチ推し!今日からできる楽しいプチエコ】

家を建てたりリフォームしたりするときは、デザインや資金面ばかり気にしがち。家族のために、健康やエネルギーについても考えてみましょう。
工務店を選ぶ際に「どんな暮らしがしたいのか」を見つめ直して、健康的に暮らせる空間づくりや省エネ対策について考えてみましょう。
その会社がどんな理念を持っているのか、社長に会って話を聞いてみるのも良いですね。

 

 

*小澤さんとお話しした感想*

家の中の温度や湿度、エネルギーがどれだけ人生に影響するのか…、小澤さんのお話を聞いて驚くことばかり!インタビュー中に小澤さんが「豊かさ」という言葉をよく使われていたことが印象的でした。住む人と次世代の、本当の豊かさを大切にされている熱い思いを感じました
 

※取材時期は、2月上旬。撮影時にのみマスクを外していただきました。

 

 

   

 

 

絶対寒くない、絶対暑くない、でも笑っちゃう。コザワホームさんのHPはこちらから!!

 

 

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