チャレンジできる図書館に「いかあや!」 西ノ島コミュニティ図書館 橋元さん

2020.01.17

西ノ島町に新たに誕生した西ノ島コミュニティ図書館、その名も「いかあ屋」。島の人たちと共に”チャレンジできる図書館”にと張り切る橋元香緒里さんは、いろんなご縁によって大阪から西ノ島にIターンしました。

 

 ―橋元さんこんにちは。「コミュニティー図書館」って初めて聞きました

こんにちは。この図書館を造るにあたって町長さんの「昔は理容室の隅でおじさん達が囲碁をして過ごしていたけど、そんな場所もなくなってしまった。なんとか、そういう空間を作りたい」という想いで建設に取り掛かったそうです。

「いかあ屋」という名前も、方言で「行こうよ」という意味です。まさに囲碁を打ちに来たり、ただ集まっておしゃべりしたり。みんなが集まる「家のような」図書館ですね。

 

 

それに加えてIターンで西ノ島に来られた方から「図書館がほしい」という声があったのも図書館建設のきっかけになったと聞きました。

 

普通の図書館だと静かに本を読んで、静かに勉強をして…という空間になると思うんですけど、ここはできるだけ皆さんの交流の場であってほしいので、一般書架と児童書架を分ける大きなテーブルを境に、静かに読書する部屋はこっち、でも、反対側は多少騒いでも大丈夫というように作っています。

飲食しながらくつろげる「縁側カフェ」や靴を脱いで歩ける「こどもの部屋」、イベントで使える「縁側キッチン」もあるんですよ。

 

縁側キッチンには3Dプリンターもあって、図書館のオープニングイベントの時に子どもたちが作品を作っていました。今も3Dプリンターの講座をやっていて、参加者がデザインした作品をプリントしたりしています。

 

―これも立派なテーブルですね!!図書館の内装もとっても可愛いです

このテーブルは近くの、『焼火窯(たくひがま)』で焼かれた陶版で飾られています。

近年、西ノ島は島外から移住する若いひとが多くて、焼火窯にも地域おこし協力隊の若い人が3人弟子入りされました。

 

 

 

 

玄関ののれんや館内サイン等のグラフィックデザインは、西ノ島出身のデザイナーまの悠(はるか)さんが手がけています。
また、天井の丸窓から入る光や、日光で暖まった空気が館内を巡るようになっているなど、建物も心地よい造りになっています。
2018年度のしまね景観賞の奨励賞もいただきました。

 

 
12月のクリスマス会では、アメリカから西ノ島に来た教育委員会の方がALTの先生と協力して、『エッグノック』という、欧米ではクリスマスによく飲まれる、カスタードプリンを飲み物にしたものを振舞ってくださったり、指人形劇を英語でやってくださいました。
あと、映画の上映会でみんなと『アナと雪の女王』を見たり…。私、音楽が大好きで、大阪にいたときはよくコンサートに行っていました。身近にアマチュアの音楽家さんたちがいたけど、こっちでは小さなコンサートとかでも、あまりないので・・・。


何か、図書館を使っていろんな活動が発展していくような、そういう場所になって欲しいなと思っています。
この前、ここのカフェスペースをコンサートや、しまね読書フェスティバルのイベントで使いましたし、今年の夏はテラスを使って一般の方がブラスバンドの演奏会をしてくださいました。

みなさん楽しいイベントにぜひ「いかあ屋」を使ってください。ご相談大歓迎です!

 

―テラスであの男性が作っているオブジェのようなもの、「牛」ですか?

 

トナカイです。(笑)彼も大学の美術学部を出て、地域おこし協力隊で来ています。
耳浦(みみうら)などの海岸からたくさん流木を拾って来て、得意の腕でクリスマスアート作品とイルミネーションを絶賛製作中なんですよ。

 

 

 

―橋元さんはどんなきっかけで西ノ島に来たのですか?

 私には歳の離れた妹がいますが、寮のある学校に行きたいと色々調べて、海士町の島前高校を見つけたんですね。で、一昨年合格したので入学式に旅行がてら家族みんなで海士町にやって来ました。
島前高校の島外生には「島親(しまおや)」さんがつきます。妹の島親さんが、今この図書館の主任司書をやっておられる真野理佳さんで、たまたまその時「来年図書館が出来るよ」ってお話を伺ったんです。
私は当時大阪の図書館で働いていたのですが、「地域おこし協力隊」で募集されるということで「通ればラッキー!」みたいな感じで応募したら採用されました。隣の島とはいえ妹も近くにいるし、親も「良かったねえ!」みたいな感じでした。

 

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