企画展

はためく生きもの~国旗に描かれた動植物~

開催日
料金 大人600円・小中高生200円
申込み・問合せ 0854-86-0500(三瓶自然館サヒメル)

国旗や域旗に描かれた生きものの標本を展示。

生きものが旗に描かれた理由をその地域の自然や歴史の話題とともに紹介します。

 

 

☆国旗ははためく博物館

 現在、世界には200近い国々があり、それぞれ独自の文化、歴史、歴史をもっています。それらは国旗にも反映され、同じものはひとつとしてありません。そんな国旗の中には、動物や植物が描かれているものがあります。力や権力、平和の象徴など、様々な理由で描かれた生きものたちは、多種多様で国旗はまるで博物館のようです。また、海外領土や自治領の旗である「域旗(いきき)」には、その地域の自然環境を代表する生きものたちが描かれ、国旗以上の多様さを見ることができます。

 本企画展では、生きものが描かれた旗に注目し、はく製や映像の展示を通して旗のフシギや生きものの描かれた背景に迫ります。

 

※本サイト内の国旗画像は縦横比に忠実なため、国旗ごとにサイズが異なっております。

 

■ライオンが描かれた国旗

 百獣の王と呼ばれるライオンは、古代オリエントの時代から王や権力の象徴として、紋章などに描かれてきました。ライオンが描かれている国旗にはどのようなものがあるのでしょうか。

・スペイン王国

 国章の中には、イベリア半島にかつて存在した5つの王国の紋章と、かつての王朝をあらわすユリの盾がデザインされています。盾の右上には赤紫のライオンが、盾の下部分にはザクロが描かれています。

 

■ワシが描かれた国旗

 空の王者であるワシもまた、権力や力の象徴として紋章に描かれました。大きな翼を広げ颯爽と空を舞う姿から、自由の象徴としても描かれています。また、飛ぶ鳥の中では最大級の大きさであるコンドルが生息しているアンデス山脈周辺の国々では、ワシの代わりにコンドルが力の象徴として描かれています。

・メキシコ合衆国

 国章に描かれた翼を広げるワシが印象的な北アメリカ南部の国です。国章をよく見ると、湖に岩山、サボテンにヘビ、ゲッケイジュの枝に樫の葉など、たくさんのものが描かれています。これは、かつてメキシコの地で栄えたアステカ帝国の神話に由来しています。

 

・アルバニア共和国

 頭が2つある「双頭のワシ」は、かつての帝国で用いられた紋章であり、東ヨーロッパ地域を中心によく見られます。

 

・エクアドル共和国

 赤道が通る国として知られる南アメリカの国です。国旗中央の国章には、権力の象徴としてのアンデスコンドルをはじめ、河川と山岳などエクアドルを代表する美しい風景が描かれています。

 

■ゲッケイジュが描かれた国旗

 ゲッケイジュは地中海沿岸が原産の常緑樹です。葉や枝を編んで月桂冠に利用されるなど、勝利や栄光のシンボルとして描かれます。

 

・ベリーズ

 北アメリカ大陸にある国です。中央部の白い円に沿うようにして、ゲッケイジュのリースが描かれています。ゲッケイジュの葉は50枚あり、1950年に独立運動が開始したことをあらわしています。また、ヒトが描かれた珍しい国旗でもあります。

 

■地域を特徴づける生きものたち

・カナダ

 国旗の中央に赤いサトウカエデの葉が大きく描かれています。サトウカエデはカナダのシンボルで、メープルシロップの原料となります。国旗両端の赤は太平洋と大西洋を表しており、赤色で海を表しているのは世界でカナダだけです。

 

・クロアチア共和国

 赤と白の市松模様の盾が特徴的な国旗です。この盾は国のシンボルであり、その上に5つの小さな盾が並んでいます。小さな盾に描かれているのは、クロアチアを形成してきた国や地域の紋章で、真ん中には3頭のライオンが、その右隣にはヤギが、そのまた隣にはクロテンが描かれています。

 

☆標本もたくさん!

  大きな角を持つトナカイのはく製が、本館1階ホールに登場!

 世界には、トナカイが描かれている旗(域旗)もあります。

 

 この他にもたくさんの旗や生きものたちを紹介しています。奥深い旗の世界と生きものたちが描かれた背景をお楽しみください。