アークトゥルス 2026.04.12
夜の始めごろ、今時分だと東の空、初夏には空高く見える星が、うしかい座アークトゥルスです。おおいぬ座のシリウス、こと座のベガ…などに比べると有名ではないかもしれませんが、オレンジ色でたいへん明るく、存在感は抜群の星ですので、すぐわかります。覚えておいて損はないですよ。

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
夜の始めごろ、今時分だと東の空、初夏には空高く見える星が、うしかい座アークトゥルスです。おおいぬ座のシリウス、こと座のベガ…などに比べると有名ではないかもしれませんが、オレンジ色でたいへん明るく、存在感は抜群の星ですので、すぐわかります。覚えておいて損はないですよ。

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
木々の芽吹きはこれから、という初春の森を中を歩くと、どこからともなく独特の匂いが漂ってきます。ほんのり甘い感じもしますが、どちらかというと臭いと感じる人が多いようです。そんな匂いがしたら、近くにヒサカキの花があるかもしれません。この匂い、虫たちを誘っているそうです。

(副館長 井上雅仁)
まだまだ枯れ色に覆われる三瓶山。そんな中でも目をこらしてみると、小さな花が春の訪れをつげてくれます。春早くに咲く草花のひとつがアオイスミレ。枯れ葉の中から薄紫色の花を咲かせます。花が小さく地面近くで咲くため、なかなか気付きにくいのですが、見つけるとうれしくなる草花です。

(副館長 井上雅仁)
「月面X(エックス)」は、月の欠け際にアルファベットの「X」の字の形が浮かびあがる現象で、上弦前後のタイミングで見られます。その正体は、隣接する3つのクレーターの縁です。この場所に太陽の光が当たり始めたころ、月の影のなかにX字形が見つかります。次に見られるのは4月24日20時50分ごろです。はっきり見ることができるのは年に数回しかありません。お見逃しなく。

(学芸課天文事業室 矢田猛士)
太平洋沿岸で生まれ育った私にとって、いつか見てみたい漂着物がありました。それは、シラカバ(白樺)できた漁業用のウキです。シラカバの樹皮は剥がすと表面が内側になるように巻くそうで、その特徴を利用してウキに加工しているとのことです。主に中国や朝鮮半島、ロシアなどで使用されており、日本海沿岸にはしばしば漂着します。先日、海岸を散歩中にいくつか落ちているのを見つけることができました。

(学芸課 今井 悟)
枝先に付いているのはハラビロカマキリの卵のうです。中には最大数百もの卵がつまっています。カマキリは種類によって卵のうの形が決まっていて、本種は他種に比べ色が濃く表面が滑らかでツヤがあるのが特徴です。また草よりも木の枝によく産み付けられます。

(学芸課 皆木宏明)
地球の影に月が隠される月食がまもなく観察できます。3月3日のひな祭りの夜、東の空から昇った月が18:50頃から欠けはじめ、20:04には影にすっぽり入る皆既となります。1時間くらいこの皆既の状態が楽しめるので、ご家族みなさんでお楽しみください。

(学芸課天文事業室 太田哲朗)
令和8年2月9日
島根県出雲市内において令和9年度にトキが放鳥されることが正式に決まりました。
トキはNipponia nippon (ニッポニア ニッポン)という日本の国の名前を学名(世界中に通用するラテン語でつけられた種の名称)に持つ鳥です。しかし、日本では野生下での繁殖や生息がなくなり、一度は絶滅したとされました。
現在は中国由来の個体を人工繁殖させて数を増やし、おもに新潟県の佐渡島で放鳥され、野生下で生息している個体がいます。このように野外で個体数を増やして、最終的には自力で生息していけるようにすることを「野生復帰」といいます。
野生復帰には、さまざまな課題が伴いますし、予測が難しく解決への道を見つけにくい問題も多くあります。それでも、トキの西日本での野生復帰は出雲からはじまります。
さまざまな難問を乗り越えて、一度は絶滅したトキが大空を舞う姿を見るのは、感慨深いものがあるだろうな・・・・と思う今日この頃です。

(学芸課 星野由美子)
木星には「眼」のような模様があるのが印象的です。それは大赤斑という渦です。実は大赤斑は以前より小さくなっています。昔は「地球が2~3個入る」といわれましたが、今は地球1個分ほど。小さな望遠鏡では見にくくなりました。でも、サヒメルの天文台での天体観察会なら見るチャンスがありますよ!

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
節分の飾り物といえば、イワシとヒイラギでしょう。イワシを焼いた匂いやヒイラギのトゲは、鬼を追い払うとされています。
もうひとつゆかりのある植物に、トベラがあります。海岸沿いに生える常緑樹で、冬に赤い実をつけます。葉や茎は独特の匂いがあり、葉を燃やすとバチバチと大きな音を立てます。このような特徴を厄除けに込めて、節分飾りに使う地域があるそうです。

(副館長 井上雅仁)