真横から見た土星 2025.12.14
5月5日の記事のとおり、11月下旬には地球から見て土星がほぼ真横を向くため、環が見えなくなるといわれていました。が、実際には見えました! 極細でしたが、望遠鏡ではこの写真よりも明るくはっきりしていました。
サヒメルの天体観察会で、こんな真っ直ぐな環が見られるのも、1月中ごろまでです。

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
5月5日の記事のとおり、11月下旬には地球から見て土星がほぼ真横を向くため、環が見えなくなるといわれていました。が、実際には見えました! 極細でしたが、望遠鏡ではこの写真よりも明るくはっきりしていました。
サヒメルの天体観察会で、こんな真っ直ぐな環が見られるのも、1月中ごろまでです。

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
12月に入ると、三瓶自然館のまわりも雪に覆われる時期が多くなります。周辺の木々は葉を落とし、一面が枯れ色に染まりますが、鮮やかな緑色のままの植物も見られます。ベニシダというシダ植物もそのひとつです。光沢があり、細かく切れ込む葉が特徴です。若いときには紅紫色で、名の由来となっています。

(副館長 井上雅仁)
10月24日は朝から快晴で,夕方の西の空では「レモン彗星(C/2025 A6)」が観察できました.レモン彗星は今年の1月に発見された彗星で,この日は双眼鏡を使うと尾が伸びているようすも確認できました.
三瓶自然館のインスタグラムではタイムラプス動画を見ることができます.
https://www.instagram.com/reel/DRHIHzjj0PH/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=NTc4MTIwNjQ2YQ==
レモン彗星は10月21日に地球に接近した後,11月8日に太陽に最も近づきました.そのため,11月上旬くらいまでは,夕方の西の空で観察できていました.ただ,このころは「平日は天気がよくて,週末になると天気が悪くなる」というパターンで天候が変化していたので,三瓶自然館の天体観察会で観察していただく機会が少なかったのは残念でした.
来年も肉眼で見られる彗星がやってきてくれることに期待しましょう.

(学芸課天文事業室 矢田猛士)
野生の哺乳類は夜行性のものが多く、姿を観察するのは容易ではありません。
このため、地域にどのような動物が生息しているのかを把握するために糞や足跡、食痕といった痕跡を頼りにすることが多いです。
しかし、糞や食痕に関しては体のサイズが同じくらいだったり、似たような食性の動物の場合は見た目がそっくりになり、種の判定が困難なこともあります。こういった場合、複数の痕跡を頼りに総合的に判断していくことになります。写真の糞は野生のキウイフルーツの仲間(サルナシもしくはマタタビ)ばかりを食べたものです。糞だけだとテンのもの?と思いましたが、足跡も一緒に残されており、これがハクビシンのものであることがわかります。

(学芸課 安藤誠也)
先月、地質調査のために沢を歩いたときのこと。石ころの隙間から、見慣れない模様のクモが飛び出してきました。その美しさに惹かれて写真を撮っていると、なんとそのクモは当然のように水の中へ入っていってしまいました。どうやら、渓流などの水辺を好む「アオグロハシリグモ」というクモのようです。

(学芸課 今井 悟)
後ろ足の一部が膨らんだ形が特徴的な本種は、北アメリカ原産のカメムシの仲間です。三瓶山では2020年から毎年見られるようになりました。夏季はエサとなるマツの木の枝先にいてなかなか出会いませんが、晩秋になると越冬場所を求めて木を降りてきます。建物内も越冬場所とするため、外壁にもよくとまっています。

(学芸課 皆木宏明)
11月5日の満月は、2025年のなかで一番大きく見える満月です。地球に近いところで満月となるためで、最近はスーパームーンと言われることも多くなりました。月の軌道が楕円なので、距離によって満月の見かけの大きさも変わります。写真で比べると明らかでも、見ただけで気づくのは難しいでしょう。

(学芸課天文事業室 太田哲朗)
昨年の冬から、当館では収蔵庫に保存している様々な標本を紹介するミニ展示を本館ホールの一角ではじめました。今年の9月からの2ヶ月間は、鳥類の展示期間。標本の重要性を一番伝えられるのは・・・と考え、研究用の標本ではありますが、戦前に収集された「伊達鳥類コレクション」の一部を展示することにしました。これらの標本の中には、現在ではその場所で観察することができない種類もあります。例えば、日本列島から遠く離れた日本で一番東にある『南鳥島』。ここには明治時代にはアジサシの仲間の集団繁殖地(コロニー)がありましたが、さまざまな理由で消滅してしまいました。そして、現在でもそれらの繁殖地は復活することはなく、その鳥たちも日本で見ることはごく稀です。そんな鳥たちが生存していた証拠となるのが標本。貴重な標本なので劣化を防ぐために2週間ごとに標本の種類を入れ替えています。今の展示標本は、マミジロアジサシ。この標本は、10月31日までの展示となっていますので、興味がある方は、ぜひご来館ください。

(学芸課 星野由美子)
日暮れ後暗くなったころの西の空に、レモン彗星が見えています。肉眼では見つけにくいかもしれませんが、双眼鏡だと尾も分かります。この写真は望遠鏡を使ったものですが、スマホを適当に西空に向けて撮っても写っていましたので、試してみる価値ありです。11月始めごろまで見えます。

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
スワン彗星が望遠鏡でよく見えています。10月下旬に見ごろになると話題のレモン彗星の方が明るいのですが、レモン彗星は夜の早いうちに沈んでしまいます。同じ時期、サヒメルの天体観察会の時間内に見やすいのは、スワン彗星の方かもしれません。

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)