自然情報

スジクワガタ 2026.06.28

雑木林に暮らす小型のクワガタムシの仲間です。
あまり知名度が高くないためか、オスはコクワガタとよく間違えられますが、大アゴの歯の形で見分けることができます。 メス(奥の個体)や小型のオスには、鞘翅にスジが入るのも特徴の1つです。

夜間だけではなく、昼間も樹液で姿を見ることがあります。

スジクワガタのオス(手前)とメス(奥)

(学芸課 皆木宏明)


夏至の太陽 2026.06.21

21日は夏至です。一年で最も太陽が高く昇り、その高さは[90-その場所の緯度+23.4]で計算することができます。三瓶自然館の緯度がおおよそ35度なので、太陽は約78度の高さに。てっぺん近くで、影もずいぶん短くなります。

写真:夏至のころの太陽が作る影

(学芸課天文事業室 太田哲朗)


幼鳥の季節 2026.06.14

先日、鳥の調査のために雑木林を歩いていました。さえずりに混じって、巣立ちしたヒナの声と思われる甘えた声やおねだり声が聞こえてきます。観察していても成鳥とはまったく色や模様がちがう、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガの群れとも出会いました。6月は巣立ちの季節。サヒメルの水場にも、たくさんのヒナたちがやってきますので、観察していると楽しいですよ。

水場に来たシジュウカラとヤマガラの幼鳥

(学芸課 星野由美子)


金星と木星の接近 2026.06.07

太陽と月を除いては、最も明るい天体である金星と、2番目に明るい天体の木星が、日暮れ後の西空に並んで見えています。この二つの惑星は9日ごろにはぴたりと寄り添います。写真は過去のもので左が金星ですが、今回は逆の並びとなります。

2015年7月1日、三瓶山北の原で撮影

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)


野生のバラ、ノイバラ 2026.05.31

花と言えば薔薇(バラ)を思い浮かべる方も多いことでしょう。花が美しく、各所で栽培されています。初夏に野山を歩くと、野生のバラの仲間であるノイバラが、あちこちで白い花を咲かせています。バラの名は、イバラが変化したと言われています。

(副館長 井上雅仁)


タカサゴキララマダニ 2026.05.24

日本最大級のマダニでメスの成虫は大きさが1cm位になります。
写真はタカサゴキララマダニの若虫がシマヘビに寄生しているところです。本種はイノシシやヒトなどの哺乳類にも寄生し、SFTSなどの病原体を保有していることも知られています。山野での活動の際には取り付かれないように、長袖・長ズボンなどで皮膚を露出させないことが大切です。

(学芸課 安藤誠也)


月と惑星の接近 2026.05.17

4月19日の夕方、三日月と金星が並んで見えていました。月と惑星は時々、近くに並んで見えることがあります。5月は5月19日に細い月と金星が、5月20日には細い月と木星が、西の空で並んで見えているはずです。また、6月8日から10日ごろにかけては、金星と木星が近くに並びます。晴れていれば、お見逃しなく。

写真:三日月と金星。2026年4月19日。望遠レンズ付きのカメラで撮影。

(学芸課 天文事業室  矢田猛士)


ゴミムシダマシの足跡 2026.05.10

夜の砂浜。植物の生え際あたりを懐中電灯で照らしてみると、たくさんの足跡が見えます。多くの場合、足跡の主はオオスナゴミムシダマシなどゴミムシダマシの仲間です。体長1 cmほどのこの甲虫は、昼間は植物の根元に隠れており、夜になると姿を現わします。

(学芸課 今井 悟)


ウスバシロチョウ 2026.05.03

春の間だけ姿を現し、山地の林縁で見られます。白いチョウですがシロチョウの仲間ではなく、アゲハチョウの仲間になります。飛び方はゆっくりでひらひらと舞うように飛ぶのが特徴です。山地に生息し三瓶山でも見られますが、平地では見られません。

ウスバシロチョウ

(学芸課 皆木宏明)


ガリレオ衛星 2026.04.26

西の空で間もなく見ごろが終わる木星。望遠鏡では木星のまわりに仲良く並んだガリレオ衛星が観察できます。明るい4つの衛星は日がかわると位置が変化していることを簡単に確かめられるので、面白い観察対象です。

写真:木星のまわりのガリレオ衛星(2010年11月1日)

(学芸課天文事業室 太田哲朗)