自然情報

夏の水場にやってきた! 冬鳥ミヤマホオジロ 2022.07.17

ミヤマホオジロは冬鳥といわれています。ツグミやハクチョウなどのように秋になると大陸から飛来し、春になると子育てのために戻っていきます。そんなミヤマホオジロが、繁殖期の6~7月にサヒメルの野外観察コーナーに飛来しました。三瓶山でも毎年のように子育てをしているようです。

水場にやってきたミヤマホオジロの成鳥オス。黄色が鮮やかで黒とのコントラストが美しいのは夏羽ならでは。2020年7月17日サヒメル水場撮影
今年の水場にやってきたミヤマホオジロの第1回夏羽と思われるオス。一昨年の個体に比べると胸の黒い部分が狭くて淡い色。2022年6月30日サヒメル水場撮影

(学芸課 星野由美子)


月の見かけの大きさ 2022.07.10

7月13日の夜から14日の明け方にかけての満月は、今年見える満月の中で最大のものとなります。今年最小の満月は1月18日に見られました。その大きさは2m70cm先にある500円玉、10円玉にそれぞれほぼ同じ。「スーパームーン」なんて呼ばれていますが、月の見かけの大きさの変化など微妙なものなのです。

今年最小の満月と最大の満月の大きさの比較 アストロアーツ/ステラナビゲータで作成

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)


スズサイコ 2022.07.03

夏本番を迎えた三瓶山北の原。草原に咲く花はやや少なくなりますが、そんな季節に花期を迎えるのがスズサイコです。星形のかわいらしい花ですが、やや地味な色合いであること、花が開くのが夕方や曇り空など薄暗い時であることから、なかなか気付いてもらえないのが残念です。

(学芸課 井上雅仁)


アマガエルの上陸 2022.06.26

上陸したてのアマガエルです。これから、このアマガエルの口の形は、虫を食べやすい幅広い形につくり変わっていきますが、その間はえさを食べられないため、しっぽが体に吸収されて作られた栄養を使って生きていきます。
がんばれ!小さなアマガエル!

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(学芸課 松村美雪)


子持ち銀河 2022.06.19

りょうけん座のM51は、大きな渦巻き銀河に小さな銀河が寄り添っているように見えることから「子持ち銀河」と呼ばれます。銀河の広がりは10万光年程度。地球からの距離はおよそ2800万光年で、この二つの銀河は、最終的には合体して一つになると考えられています。

(学芸課 矢田猛士)


ハクビシン 2022.06.12

ハクビシンは、漢字では「白鼻芯」と書き、顔に白い縦線があるのが特徴です。外来生物なのか、もとから日本にいたのかが議論されてきましたが、DNAの分析によって外国から入ってきたことがわかりました。島根県ではここ数年、東部地域での発見が相次いでいます。木登りが得意で、イチゴやカキなどの果実、バッタや貝類などの動物を食べる雑食です。

(学芸課 安藤誠也)


大地をつくる白い粒 斜長石 2022.06.05

三瓶自然館の周りに落ちている石ころ(デイサイト)を見てみると、白い粒がたくさん入っています。これは斜長石という鉱物です。斜長石は地球表層の40%近くを占めており、ほとんどの岩石に含まれています。まさに、大地をつくっている鉱物と言えるでしょう。また、月の白い部分(高地)の主成分でもあります。

北の原で見つけた斜長石を含むデイサイト

(学芸課 今井 悟)


昼間飛ぶ白い蛾 2022.05.29

6月頃、木々の周りを白いチョウが何匹もヒラヒラと飛んでいたら、それはチョウではなく、蛾の仲間のキアシドクガかもしれません。キアシドクガは昼間に活動する蛾で、年によっては多数発生することがあります。今年の発生はどうなるでしょうか。なお、和名にドクとつきますが、人が触れても害はありません。

空を舞うキアシドクガ

(学芸課 皆木宏明)


日の高さ 2022.05.22

来月には夏至が訪れますが、すでに太陽は一番高い時期になっています。正午頃の高度は75度ほどで、ほとんど頭の真上と言っても差し支えありません。お昼になったら、日射しが作る影がほとんどなくなってしまうのを感じてみて下さい。

(学芸課 太田哲朗)


ネクタイ姿のシジュウカラ 2022.05.15

サヒメルの野外観察コーナーに飛来する代表的な野鳥の一つにシジュウカラがいます。
オスとメスは、ほぼ同色で遠くからでは見分けにくいのですが、胸から腹にかけてネクタイのような模様があり、このネクタイの太さで、オスとメスが見分けられます。

シジュウカラのオス。太いネクタイ模様が目立ちます。2019年5月2日サヒメル水場撮影
シジュウカラのメス。オスよりもネクタイ模様が細い。2019年5月2日サヒメル水場撮影

(学芸課 星野由美子)