自然情報

アブラゼミの羽化 2021.07.18

セミは幼虫の期間が長く、アブラゼミの場合、土の中で5年ほど過ごします。幼虫から成虫への羽化は夜間に行われ、白い翅(はね)のアブラゼミは羽化直後しか見られません。夜が明ける頃には、おなじみの茶色の翅(はね)のアブラゼミとなり、飛び去ってしまいます。

翅を伸ばした羽化中のアブラゼミ

(学芸課 皆木宏明)


金星と火星が接近 2021.07.14

梅雨が明けたようです。ここ数日、日が沈んだ後の西空では、金星と火星が並んでいます。金星はすぐに目につきますが、火星はそれほど明るくないので、双眼鏡があれば見やすいでしょう。

7月13日20:20ごろ、出雲市で撮影。このときは近くに月も見られた。

(学芸課 竹内幹蔵)


地球照 2021.07.11

まだ細い三日月のような月を見ると、光っていない部分が薄灰色に見える地球照(ちきゅうしょう)に気付きます。太陽の光を地球が反射して、月の夜の部分を照らしているのです。夕方なら、新月から2,3日後が見やすいでしょう。

(学芸課 太田哲朗)


水場に来るヤマガラの幼鳥 2021.07.04

初夏は巣立ちの季節。7月に入ると、サヒメルの水場には近くの雑木林で巣立ちを迎えた、さまざまな小鳥の幼鳥たちがやってきます。なかには、親鳥とは全く違う色や模様の鳥もいて、親子関係がわかりにくい種類もいます。今日は、どんな鳥の幼鳥と出会えるかな?

ヤマガラの成鳥。水場でもっともよく見られる野鳥。灰色、橙、黒、クリーム色の配色が特徴的で、初心者でも判りやすい鳥です。
ヤマガラの幼鳥。顔つきも幼く、羽の色も淡い。冬になる頃には親鳥と同じ羽の色になります。

(学芸課 星野由美子)


さそり座 2021.06.27

さそり座のは夏の代表的な星座です。目印は南の空低くに見える赤い星アンタレス。その星を通る釣り針のような星の並びを、夏の夜、空がすっかり暗くなったころに探してみましょう。なお、サヒメルからは、サソリのしっぽが三瓶山に隠されるので、全体が見えてくるのは南西の空に這い出したころです。

2020年、神西湖で撮影
2017年、サヒメル付近で撮影

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)


梅雨を彩るイワガラミ 2021.06.20

梅雨の季節の三瓶山で、ひときわ目を引くのがイワガラミです。立木に巻き付きながら花を付けるため、木全体に白い花が咲いているように見えます。アジサイに似た花で、周辺の白い部分は虫を誘う飾り花です。

(学芸課 井上雅仁)


アマガエルの寿命 2021.06.13

三瓶自然館で飼育展示している青いアマガエル マツコさんは、2021年6月25日で自然館に来てから11年たちます。自然下でのアマガエルの寿命は、4年ほどと言われていますが、上手く飼育ができれば、それ以上に長生きをします。

(学芸課 松村美雪)


球状星団M13 2021.06.06

今ごろの夜8時から9時あたり、空の高いところに、ギリシャ神話の中で最大の英雄の星座、ヘルクレス座があります。球状星団のM13はこのヘルクレス座の方向にある天体で、三瓶自然館の60cm反射望遠鏡を使うと、写真と同じように、星が球状に集まっている姿が見られます。

(学芸課 矢田猛士)


モグラ塚 2021.05.30

北の原の草原には所々に黒い土盛りがみられます。これはモグラがトンネルを掘るときに、いらない土を捨てたもので「モグラ塚」と呼ばれています。この辺りでみられるモグラ塚が黒いのは、火山独特の土(黒ボク)のためです。

(学芸課 安藤誠也)


春の合唱 2021.05.16

ハルゼミ(5月~6月上旬)

晴れた日、マツ林から盛んに何かの鳴き声が聞こえてきます。これは春に活動するセミ、ハルゼミです。もっぱら木の高い位置で鳴き、声はすれど姿は見つけにくいセミです。以前は各地のマツ林で見られましたが松枯れの影響もあり、三瓶のように合唱が聞こえる地域は少なくなってしまいました。

(学芸課 皆木宏明)