自然情報

三瓶自然館の回廊に現れたジョウビタキのオス 2022.01.09

鮮やかなオレンジ色が一際目を引くジョウビタキのオス。三瓶自然館の長い廊下で出会いました。オスの黒い翼に白い斑のように見える模様から、紋付き袴姿になぞらえて「紋付き鳥」と呼ばれることもあります。メスは薄茶色の地味な色なのでちがう種類のように思われがちですが、じっくり観察すると翼に同じような白い斑があり、尾羽を頻繁に上下させる行動も同じです。

ジョウビタキのオス
ジョウビタキのメス

(学芸課 星野由美子)


しぶんぎ座流星群 2022.01.02

しぶんぎ流星群は、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と並ぶ三大流星群の一つです。活発に活動する時間が短いのが特徴ですが、今年は1月4日の夜明け前、午前6時ごろが極大と予想されていますので、島根での4~5時台は1時間に何十個という絶好の条件となりそうです(図の流星はイメージです)。

2022年1月4日午前5時ごろ、島根の星空

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)


トラノオシダ 2021.12.26

2022年の干支である寅を名にもつ植物はいくつかありますが、トラノオシダは身近でみられるひとつです。細長く伸びた葉の様子を、虎の尾に見立ててといわれています。

(学芸課 井上雅仁)


葉痕 2021.12.19

冬の季節、「葉痕」を探してみませんか。枝から葉が落ちた痕(あと)を葉痕(ようこん)といいます。 葉痕には、水分や養分の通り道である維管束のあとがあり、それが顔のように見えるものがあり、森の中のこびとを見つけたようで楽しくなります。葉痕は1cm未満のものが多いので、探すときには虫メガネを忘れずにお持ちください。

ウリハダカエデの葉痕

(学芸課 松村美雪)


オリオン大星雲 2021.12.12

今ごろの夜8時ごろ、南東の空にオリオン座が昇ってきています。オリオン座の三つ星の下のあたりに、ぼんやりと光が広がっている場所があります。宇宙をただようガスが光って見えている、散光星雲と呼ばれる天体です。この星雲は肉眼でもよく見えることから、オリオン大星雲と呼ばれます。この星雲の中では、新しい星が誕生しています。

(学芸課 矢田猛士)


コウモリの冬眠 2021.12.05

12月から3月頃まで、島根に生息するコウモリたちは冬眠をします。エサの昆虫が少ない時期は眠って耐え凌ぎます。冬眠場所は種によって違い、樹洞や屋根裏、洞窟や廃坑など様々です。食べ物が多くなる春まで寝て待つ姿は、究極のエコ生活と言えそうです。

冬眠するユビナガコウモリ

(学芸課 安藤誠也)


黒雲母 2021.11.28

三瓶山周辺の地面に陽が当たると、キラキラと光って見えることがあります。それは火山灰や溶岩に含まれる鉱物の結晶やガラスが光を反射しているからです。目を凝らしてみると、黒色や金色をした薄い粒が見つかります。なんとなく六角形をしているような気がしてきたのなら、それは黒雲母という鉱物の結晶でしょう。みなさんも小さな宝石探しにチャレンジしてみませんか?

登山道で拾った黒雲母の結晶
三瓶山の溶岩(デイサイト)に含まれる黒雲母(矢印)

(学芸課 今井 悟)


日中はお休み 2021.11.21

ヒメツユムシは林に暮らす、体長1センチほどの小さなバッタの仲間です。木の幹や葉の裏などに止まっている姿が見られ、日中は1日中動かずじっとしたままです。その理由は、この虫が夜行性で、昼間は休んでいるからです。サヒメルの玄関先にも止まっていることがあるので探してみてください。

ヒメツユムシ

(学芸課 皆木宏明)


月食が観察できました 2021.11.20

11月19日、月の直径のおよそ98%が欠ける部分月食が起こりました。サヒメルの月食観察会でもよく観察でき、特に月食中の月と「すばる」が並んだところは、見事な眺めでした。

月食の進行。18時ごろから20時ごろまでのおよそ2時間を360倍速。サヒメルの天文台で撮影。
すばる(プレアデス星団)と月食。18時30分ごろ、サヒメルで撮影。

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)


月食 2021.11.14

11月19日は、午後5時頃に月が欠けたまま昇ってくる月食が起こる日です。6時頃にはほとんど隠され、8時頃には終わるので、観察するにはちょうどいい時間帯です。東がよく見えるところで月の出を待ちましょう。

(学芸課 太田哲朗)