夜の森 2024.10.27
哺乳類は夜行性のものが多く、姿を見るには日没後に生息地へ行く必要があります。
夜の森のは賑やかなもので、ガサガサ、ゴソゴソ、ブホッと音を立てて、イノシシが地面を掘ってエサとなる植物の根茎やミミズなどを探しています。木の上からもグルルルルっと何やら怪しげな鳴き声が響いてきます。懐中電灯で照らすとムササビがいて、幹を上の方に登り、木から木へと滑空して行く姿も見かけます。

(学芸課 安藤誠也)
哺乳類は夜行性のものが多く、姿を見るには日没後に生息地へ行く必要があります。
夜の森のは賑やかなもので、ガサガサ、ゴソゴソ、ブホッと音を立てて、イノシシが地面を掘ってエサとなる植物の根茎やミミズなどを探しています。木の上からもグルルルルっと何やら怪しげな鳴き声が響いてきます。懐中電灯で照らすとムササビがいて、幹を上の方に登り、木から木へと滑空して行く姿も見かけます。

(学芸課 安藤誠也)
皆さんは、海岸や河原で妙に丸っこい石を見つけたことはありませんか?それはもしかしたら「コンクリ-ション」かもしれません。コンクリ-ションは砂岩や泥岩に含まれる硬く緻密な岩塊で、ノジュールや団塊と呼ばれることもあります。そのサイズは豆粒のようなものから10 mほどのものまで様々です。コンクリ-ションがどうやってできるかについては諸説ありましたが、死んだ生物から溶出した炭素成分と海水中のカルシウムが結合してできる炭酸カルシウムが、海底の砂や泥を接着剤の様にくっつけることででる、というのが一般的なでき方だと考えられています。とても硬いコンクリ-ションですが、頑張って割ると保存状態の良い化石が含まれていることがあります。

(学芸課 今井 悟)
今頃、姫逃池の周りでよく出会うトンボです。体はあまり赤くはなりませんがアカトンボの仲間で、翅の先端部が褐色に縁取られるのが特徴です。オスとメスが連結して飛行している姿もよく見られ、11月頃まで活動します。

(学芸課 皆木宏明)
今年の10月15日は旧暦9月13日にあたり後の月と呼ばれるお月見の日です。十三夜ともいい、満月手前の少し欠けている月を鑑賞します。収穫物を供えることが多くあり、ひと月前の十五夜は芋名月、この十三夜は栗名月の名前もあります。

(学芸課天文事業室 太田哲朗)
ようやく朝夕の風が涼しく、秋の訪れを実感できるようになりました。秋は多くの渡り鳥が見られるようになる季節です。ノビタキもそんな渡り鳥の一種で、島根県では春と秋に通過していくときに観察できます。ススキやヨシ原の茎や灌木の上にとまっていたり、小さな羽虫をつまかえてフライキャッチをしたりする姿をみかけます。

(学芸課 星野由美子)
わし座のアルタイルの近くに、小さな星座が三つあります。や座、いるか座、こうま座です。いずれも4等星を中心にした星の並びではあるのですが、島根の空なら案外目に付きますので、月のない夜に探してみてください。小馬はともかく、矢とイルカは、その形に見えますよ。

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
湿地や田の畔などに生える植物で、初秋の姫逃池でも赤紫色の花が目を引きます。みそぎの時に使ったから、溝のような湿った場所に生えるからなど、名の由来には諸説あります。姫逃池では6月上旬に草刈りをしますが、この花を楽しめるよう、本種は刈り残すようにしています。

(学芸課 井上雅仁)
太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光の筋が伸びるように見える気象現象のことを「薄明光線」と呼びます。先日、夕日の撮影をしていると、夕焼けの中に薄明光線が現れました。太陽が沈んだ後、水平線近くの雲に光が遮られ、夕焼けが欠けて、まるで空が割れているように見えました。近隣の小学校の先生と打ち合わせをした際にこの写真を紹介したところ、理科の気象の授業で子どもたちに紹介したいと言われ、データを提供させていただきました。みなさも、いろいろな時に空を見上げてみてください。

(学芸課天文事業室 矢田猛士)
8月、夜に三瓶の道路を車で走っていると、道の脇でエサを探すイノシシの親子に出会いました。仔は4匹で、親の真似をしながら草の葉などを食べていましたが、まだまだ乳離れ出来ないようで、時々おねだりして吸い付いていました。イノシシは春に出産し、約1年間仔育てをします。仔は産まれた年の秋までは縞模様があってウリ(瓜)坊と呼ばれます。縞模様は木漏れ日の当たる林の中でカムフラージュとして機能すると言われています。

(学芸課 安藤誠也)
私が子どもの頃、夏休み一番の楽しみは、川で生き物を捕まえて遊ぶことでした。ただ、元気に動き回る魚や、物陰に隠れたエビを捕まえるのはなかなか難しいです。そんなときは、夜に水辺に出かけてみましょう。昼行性の魚たちは、夜間には眠っていて動きが緩慢になっていますし、昼間は物陰に隠れている夜行性のエビやドジョウなどは餌を探して活発に動き回っています。そのため、昼間よりも簡単に生き物を捕まえることができます。
ただし、夜の水辺はとても危険です。昼間のうちに下見をして、十分気を付けて楽しんでください。

(学芸課 今井 悟)