ハクビシン 2022.06.12
ハクビシンは、漢字では「白鼻芯」と書き、顔に白い縦線があるのが特徴です。外来生物なのか、もとから日本にいたのかが議論されてきましたが、DNAの分析によって外国から入ってきたことがわかりました。島根県ではここ数年、東部地域での発見が相次いでいます。木登りが得意で、イチゴやカキなどの果実、バッタや貝類などの動物を食べる雑食です。
(学芸課 安藤誠也)
ハクビシンは、漢字では「白鼻芯」と書き、顔に白い縦線があるのが特徴です。外来生物なのか、もとから日本にいたのかが議論されてきましたが、DNAの分析によって外国から入ってきたことがわかりました。島根県ではここ数年、東部地域での発見が相次いでいます。木登りが得意で、イチゴやカキなどの果実、バッタや貝類などの動物を食べる雑食です。
(学芸課 安藤誠也)
三瓶自然館の周りに落ちている石ころ(デイサイト)を見てみると、白い粒がたくさん入っています。これは斜長石という鉱物です。斜長石は地球表層の40%近くを占めており、ほとんどの岩石に含まれています。まさに、大地をつくっている鉱物と言えるでしょう。また、月の白い部分(高地)の主成分でもあります。
(学芸課 今井 悟)
6月頃、木々の周りを白いチョウが何匹もヒラヒラと飛んでいたら、それはチョウではなく、蛾の仲間のキアシドクガかもしれません。キアシドクガは昼間に活動する蛾で、年によっては多数発生することがあります。今年の発生はどうなるでしょうか。なお、和名にドクとつきますが、人が触れても害はありません。
(学芸課 皆木宏明)
来月には夏至が訪れますが、すでに太陽は一番高い時期になっています。正午頃の高度は75度ほどで、ほとんど頭の真上と言っても差し支えありません。お昼になったら、日射しが作る影がほとんどなくなってしまうのを感じてみて下さい。
(学芸課 太田哲朗)
サヒメルの野外観察コーナーに飛来する代表的な野鳥の一つにシジュウカラがいます。
オスとメスは、ほぼ同色で遠くからでは見分けにくいのですが、胸から腹にかけてネクタイのような模様があり、このネクタイの太さで、オスとメスが見分けられます。
(学芸課 星野由美子)
このごろの明け方は、東の空に四つの惑星が出ていてにぎやかです。5月1日ごろ、金星と木星が大接近していました。5月末近くまでは、左から金星、木星、火星、土星の順に並びます。早起きをして4時ごろに見ましょう! 5月30日ごろには、木星と火星が大接近します。
(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
連休ごろの三瓶山北の原では、鮮やかなオレンジ色の花をつけるレンゲツツジが見頃を迎えます。かつて三瓶山では、多くの牛が放牧されていました。レンゲツツジは植物全体に有毒成分があるため、牛に食べ残されることで、群生していたそうです。
(学芸課 井上雅仁)
サヒメル周辺の草原では、ゴールデンウィーク頃に花が見られます。草丈は、くるぶし位の高さしかありません。天気が悪い日は花が閉じてしまうので、通り過ぎてしまうかも。小さくて可愛らしい花です。
(学芸課 松村美雪)
今ごろの夜8時くらい、空の高いところにしし座が出ています。このしし座の後脚の付け根のあたりを双眼鏡で観察すると、3つの銀河が並んでいるのが見つかります。約3000万光年離れた位置にある小さな銀河群で、M65、M66、NGC3628の3つの渦巻銀河から構成されています。
(学芸課 矢田猛士)
アライグマは北米原産の動物で、タヌキとよく似ていますが、尻尾に黒い縞模様があるのが特徴です。木登りが得意で樹洞の他、木造家屋の屋根裏などにも住みつきます。1970~80年代にかけてアニメの影響などでペットとして飼育されましたが、その後に放されるなどして全国で野生化しました。国の外来生物法で特定外来生物に指定されています。
(学芸課 安藤誠也)