ヒガラ 2023.10.08
1年をとおして見られる鳥の一つに、シジュウカラの仲間のヒガラがいます。シジュウカラに似ていますが、のどに三角形の模様(よだれかけのような模様という表現もありますが・・・)があり、シジュウカラのようなお腹にネクタイ模様がありません。これからの季節は、シジュウカラなどと混群を作って一緒に過ごしますので、シジュウカラの仲間の識別に挑戦してみるのも楽しいですよ。
(学芸課 星野由美子)
1年をとおして見られる鳥の一つに、シジュウカラの仲間のヒガラがいます。シジュウカラに似ていますが、のどに三角形の模様(よだれかけのような模様という表現もありますが・・・)があり、シジュウカラのようなお腹にネクタイ模様がありません。これからの季節は、シジュウカラなどと混群を作って一緒に過ごしますので、シジュウカラの仲間の識別に挑戦してみるのも楽しいですよ。
(学芸課 星野由美子)
夜の初めごろなら南東の空、少し夜が更けたころなら南の空に、明るい星が二つ縦に並んでいます。下の星は、みなみのうお座の1等星フォーマルハウト。普段の秋なら「南の一つ星」などと呼ばれてぽつんと目立つ星ですが、今年はその上に土星が光っています。なんとも特徴的な眺めです。
(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
館周辺の樹木の中には、ブーメランのようなタネを、たわわにぶら下げた種類があります。カエデの仲間のタネです。夏から初秋にはまだ緑色ですが、秋が深まると徐々に茶色へと変わっていきます。そしてこのタネが落ちるときには、プロペラのように回る、ユニークな動きをします。
(学芸課 井上雅仁)
花の名前、ゲンノショウコを漢字で書くと「現の証拠」
下痢止めの民間薬として知られ、飲むとすぐに効きめがあることから、この名前がつきました。
地面を這うようにして生え、直径1~1.5cmの花をつけます。
花の色は濃いピンクと白色があります。
(学芸課 松村美雪)
今年の9月29日は満月で「中秋の名月」です。中秋の名月は、明治時代の初めまで使われていた旧暦(月の満ち欠けをもとに1ヶ月が決められる)で8月15日の月を指します。
多くの年中行事が新暦(太陽の動きを基準にする)に置き換わってしまったあとでも、中秋の名月のお月見は旧暦のままで行われてきました。旧暦なら、15日の夜は満月か、満月に近い月がのぼってくるからです。
中秋の名月は「芋名月」とも呼ばれ、サトイモなどの収穫物やお団子をお供えして、お月見の行事が行われてきました。みなさんも、ぜひ、中秋の名月を見上げて、お月見を楽しんでください。
(学芸課天文事業室 矢田猛士)
9月となり、秋の味覚が収穫されるのを待っている方も多いのではないでしょうか。三瓶の動物たちも旬の味覚には敏感です。写真はテンの糞で、よくみるとほぼエノキの実で出来ていることがわかります。エノキの実は秋に熟し、直径は6mmくらいで小粒ですが、カキに似た甘い味がします。テンに限らず野生動物の糞を見ていると、旬をむかえた1つのものだけを食べていることがよくあります。なるべく労力をかけずにお腹がいっぱいになりたいのは人も動物も一緒です。
(学芸課 安藤誠也)
皆さんは「ざくろ石(ガーネット)」という鉱物をご存じでしょうか。宝石としても知られる「ざくろ石」ですが、実は化学成分の違いによって、たくさんの種類に分けられています。
現在開催中の企画展「ときめく鉱物展 ~地球のカケラとの出会い~」では、ざくろ石の仲間6種類や、島根県益田市の鉱山跡で採取したざくろ石を展示していますので、ぜひ注目してみてください。
(学芸課 今井悟)
林の中で出会う代表的な昆虫の1つです。ユニークな名前の通り、幹の上を長い脚で歩きまわる姿がよく見られます。朽ち木を食べる昆虫で、林では各地で普通に生息しているにも関わらず、なぜか一般には知名度の低い昆虫の1つでもあります。
(学芸課 皆木宏明)
毎年お盆の頃は流れ星が多く見られます。8月13日~14日頃にピークを迎えるペルセウス座流星群の活動期間だからです。今年は月明かりの影響がなく条件良く見られるので、じっくり時間をかけて夜空を眺めてみましょう。
(学芸課天文事業室 太田哲朗)
今頃の季節は、水場に見慣れない鳥がやってきます。この写真の鳥もそうです。図鑑を見ても該当する鳥がみつけられず、珍鳥か?と思ってしまうのですが、じつはヒヨドリの幼鳥です。生まれた直後に生える幼羽が抜けて、最初の冬を越すための羽根に生え換わっている「換羽」の途中。図鑑の写真には掲載されていない鳥の姿も楽しめるのが夏から秋の換羽期です。
(学芸課 星野由美子)