自然情報

ロゼット 2022.02.27

残雪が点在する三瓶山北の原。まだ何も生えていないようですが、地面のところどころで植物の葉を見かけます。地表に葉を丸く広げた状態はロゼットと呼ばれ、そのかたちがバラ(ローズ)の花びらに似ていることが由来といわれています。

ノアザミのロゼット
ブタナのロゼット

(学芸課 井上雅仁)


裸芽(らが) 2022.02.20

冬芽には、芽鱗(がりん)がしっかりと外側を被い寒さから芽を守っている鱗芽(りんが)と芽鱗がない裸ん坊の芽、裸芽(らが)があります。裸で大丈夫?と心配になりますが、裸芽は裸芽で一番外側の葉に細かい毛をびっしりとつけ、冬の寒さをしのいでいます。写真はムラサキシキブの裸芽、2枚の小さな葉が向き合うようについています。

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(学芸課 松村美雪)


おうし座の散開星団「すばる」 2022.02.13

2月半ばの夜8時ごろ、晴ていて、街明かりや月の明かりがない場所で空を見上げると、頭の真上近くに、ぼんやりとした光のかたまりが見つかります。散開星団の「すばる」です。目がよい人は、5個か6個くらい星が集まっているのが分かります。写真に撮ると100個以上の星が写ります。

(学芸課 矢田猛士)


雪上の足跡 2022.02.06

厳冬期の三瓶山北の原は一面雪で覆われていることが良くあります。純白の世界にポツ・ポツと何かの跡が見つかることがあります。連続したものであれば動物たちが残した足跡です。冬眠せずに冬でも活動をするテン、タヌキ、キツネ、それにウサギなどの足跡がよく見つかります。

ノウサギの足跡

(学芸課 安藤誠也)


雪と岩石 2022.01.30

降り積もった雪は、最初こそフワフワしていますが、時間がたつと硬くなってしまいます。雪自身の重みや、人に踏みしめられることによって、雪の粒と粒の間のすき間がなくなったり、雪の粒の表面が少し溶けて粒同士がくっついたりすることで、硬く締まっていくのです。この仕組みは、海や川にたまった土砂がやがて地下深くに埋没し、長い時間をかけて硬い岩石になる様子とよく似ています。

硬くなった古い雪(下半分の灰色の部分)と積もったばかりのフワフワの雪(上半分の白い部分)

(学芸課 今井 悟)


ヤママユの繭 2022.01.23

落葉した木の枝先にポツンと枯れ葉が付いていました。葉っぱの中には冬には似つかわない明るい黄緑色のものが見えます。これはヤママユという蛾の仲間の繭で、中には蛹が入っていました。秋には羽化しているので、今この繭は空っぽです。繭が作られたのは林が緑に覆われていた初夏で、その頃は繭の色が葉に紛れて保護色となっていたのです。鮮やかな装いのままの繭は、冬の森の中で過ぎ去りし夏の彩りを教えてくれているようでした。

(学芸課 皆木宏明)


シリウス 2022.01.16

冬場は大気の動きが大きく、星の光がよく瞬きます。宵の南の空で目立つおおいぬ座の一等星シリウスも、この大気の影響を受けてきらきらと輝き、まるで虹のように色々な色がついて見える夜もあります。

(学芸課 太田哲朗)


三瓶自然館の回廊に現れたジョウビタキのオス 2022.01.09

鮮やかなオレンジ色が一際目を引くジョウビタキのオス。三瓶自然館の長い廊下で出会いました。オスの黒い翼に白い斑のように見える模様から、紋付き袴姿になぞらえて「紋付き鳥」と呼ばれることもあります。メスは薄茶色の地味な色なのでちがう種類のように思われがちですが、じっくり観察すると翼に同じような白い斑があり、尾羽を頻繁に上下させる行動も同じです。

ジョウビタキのオス
ジョウビタキのメス

(学芸課 星野由美子)


しぶんぎ座流星群 2022.01.02

しぶんぎ流星群は、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と並ぶ三大流星群の一つです。活発に活動する時間が短いのが特徴ですが、今年は1月4日の夜明け前、午前6時ごろが極大と予想されていますので、島根での4~5時台は1時間に何十個という絶好の条件となりそうです(図の流星はイメージです)。

2022年1月4日午前5時ごろ、島根の星空

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)


トラノオシダ 2021.12.26

2022年の干支である寅を名にもつ植物はいくつかありますが、トラノオシダは身近でみられるひとつです。細長く伸びた葉の様子を、虎の尾に見立ててといわれています。

(学芸課 井上雅仁)