シカとイノシシの毛 2025.04.13
山野の水がしみ出た場所には野生動物のお風呂である「ヌタ場」が存在します。夜になるとヌタ場には多くの哺乳類が訪れます。泥浴びをするものもいれば、上澄みの水を飲みに来るものもいます。ヌタ場の周囲にある木には動物たちが体を擦りつけることがあり、ささくれだった樹皮には泥に交じって体毛が不着していることがあります。長い体毛をみつけたら、シカかイノシシのものである可能性が高いです。両者の体毛を見分けるには、半分に折ってみて、元の形に復元せずに折れていたらシカの可能性が高いです。イノシシの毛はコシがあり、元の形に戻ります。家畜化されたイノシシであるブタの毛が歯ブラシに使われるのも納得できます。

(学芸課 安藤誠也)










