コロギスの冬越し 2025.02.02
落ち葉をめくると、茶色の葉っぱに包まった鮮やかな黄緑色の虫がいました。バッタの仲間、コロギスの幼虫です。よく見ると同じ落ち葉には、枯れ葉と同色のゴマダラチョウの幼虫もいました。どちらも幼虫で冬を越します。春を迎えるまで、同じ葉の上で一緒に過ごすのでしょう。

(学芸課 皆木宏明)
落ち葉をめくると、茶色の葉っぱに包まった鮮やかな黄緑色の虫がいました。バッタの仲間、コロギスの幼虫です。よく見ると同じ落ち葉には、枯れ葉と同色のゴマダラチョウの幼虫もいました。どちらも幼虫で冬を越します。春を迎えるまで、同じ葉の上で一緒に過ごすのでしょう。

(学芸課 皆木宏明)
冬の星座の代表格、オリオン座は、その特徴的な形から一度見れば見忘れることはないでしょう。和楽器の一つ、鼓の形に似ていることから鼓星と呼ぶところもあったようです。この先雛飾りを目にしたときは、五人囃子の一人が持つ鼓と似ているか比べてみてください。

(学芸課天文事業室 太田哲朗)
冬になると野鳥の姿が少なくなる三瓶山ですが、冬ならではの鳥もやってきます。積雪して一面が真っ白になった北の原では、除雪したサヒメルの駐車場は地上で種子などをついばむ鳥たちにとっては恰好のエサ場です。もし駐車場で小鳥の姿を見つけたら、そっと観察してみましょう。もしハギマシコを見つけることができたらラッキーですよ。

(学芸課 星野由美子)
三瓶でも冬は空気の透明度が高い日が多いようです。写真はサヒメルの近くにある国引きの丘から撮ったもので、およそ30km離れた島根半島がくっきり見えています。こんな見通しのいい日が続くこともよくあります。山陰の冬は曇りがちですが、晴れた夜は空が澄んで星の輝きが見事ですよ。

(学芸課天文事業室 竹内幹蔵)
今年の干支にちなんだ植物を紹介しましょう。ヘビノネゴザというシダ植物です。別名はカナヤマシダで、かつてこのシダを目安に鉱山を探したといわれています。冬は葉を枯らしているため、見たいと思われた方は、春までお待ちください。

(学芸課 井上雅仁)
北の原には、冬の間、野生のテンが屋根裏部屋を寝ぐらにする「テンの小屋」があります。
この部屋は真っ暗なので、赤外線カメラを設置して継続的に記録映像を撮影しています。
今シーズン初めての本格的な積雪のあった12月19日の朝2時ごろ、テンの小屋にテンが入りました。
左奥の藁が積んであるところが寝床です。
ただ、シーズンの初日はすぐには寝床に入らずに、部屋の中を点検します。
テンは夜行性なので、昼間は基本的に寝ています。
ときどき起きて、排泄をしたり、グルーミングをしたりします。
日が暮れたころに出かけて行って、翌朝、明るくなってきたころに戻ってきます。
たまに、獲物を持って帰ったり、仔を連れて入ったりすることもあります。

(学芸課天文事業室 矢田猛士)
アニマルトラッキングとは動物を追跡するという意味で、本格的な冬を迎えたこの時期にはとてもしやすくなります。というのは、新雪が積もって数日もすれば、野生動物たちの足跡などが雪の上にいっぱい残るからです。サヒメル周辺ではテンやタヌキ、キツネにノウサギなどの足跡がよくみられます。足跡を追いかけていくと、ふんが落ちていることや、キツネが鳥を襲った跡に遭遇することもあります。ぜひ雪上の名探偵になった気分で冬の三瓶で活動する動物たちの痕跡を探してみませんか。

(学芸課 安藤誠也)
今年の秋くらいからでしょうか、砂浜を歩いていると、黒い軽石がポツポツと落ちているのを見かけます。これは昨年10~11月頃、小笠原諸島の硫黄島沖で噴出した軽石です。この硫黄島起源の軽石は、2024年5月には四国や関東の太平洋岸で漂着が確認されており、日本海側には少し遅れてやって来たようです。

(学芸課 今井 悟)
肌寒い日が続き、三瓶山で活動する昆虫もめっきり少なくなりました。そんな頃に見られるようになる昆虫の1つが、蛾の仲間のナカオビアキナミシャクです。大きさは1cm程度、夜に活動し、明かりにも飛んでくることがあります。
晩秋に現れますが、本格的に冬を迎える頃には姿を消してしまうため、わずかな期間しか見られない蛾です。

(学芸課 皆木宏明)
いよいよ今年も残すところあと一ヶ月。すっかりと冬の様相ではありますが、宵の空には夏の大三角が見えます。地平線に並ぶベガとアルタイル、少し高い所にデネブ、この3つで作るのは冬に見ても夏の大三角です。日が暮れた後の西の空にまだしばらくは残っています。

(学芸課天文事業室 太田哲朗)